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心身症(心の悩み) 参照/有機ゲルマニウム

俗に言われる「病は気から」。心のなかのわだかまり,痛手、もつれ(葛藤)といった心理的なことが原因となって,実際に病気をおこしてくることがあります。
例えば仕事に行き悩んだり、家庭内のもめごとに悩んだりしているときに、高血圧や胃、十二指腸潰瘍などがおこってきます。このように心理的なことが原因となっておこる体の病気を心身症と呼んでいます。
心身症は心理的なことが原因でおこるわけですからノイローゼの一つのタイプといえます。ただ、他の神経症と比べて特徴的なのは、表面に現れてくるのはもっぱら身体症状だけで、不安その他の精神症状は現れないという点です。

心身症以外にも、身体症状が現れる神経症がない訳でもありません。たとえば、不安神経症の場合、手の震え、発汗、動悸などの身体症状が起こりますが、これは強い不安感という精神症状にともなって生ずる二次的な症状です。
また、ヒステリーでも、痙攣発作や知覚麻痺、歩行障害といった身体症状がおこることがありますが、必ず不安、興奮などの精神症状も現れてきます。
これにたいし,心身症では、表面に現れてくるのはもっぱら身体症状(体の異常)だけであり、それもとくに自立神経に支配されている臓器や部位(胃.腸などの消化器,心臓.血管などの循環器、気管支.肺などの呼吸器,腎臓.尿路などの泌尿器,皮膚その他)におこるのが特徴です。
代表的なものとしては、気管支ぜんそく、胃潰瘍、皮膚炎、大腸炎,慢性関節リウマチ、本熊性高血圧症などがあります。

そして、神経症は必ず不安や興奮といった精神症状をともなうのに対して、心身症では明らかな精神症状が現れません。したがって表面的にみれば、一般的な体の病気を扱う科である内科や外科の病気と、なかなか区別しがたい病気であるといえます。
自立神経に支配されている臓器に症状がおこる神経症には、他に不定愁訴症候群がありますが、この場合はいくら検査をしても、その身体症状に対応する体の病変はみつかりません。
これに対し心身症では、身体症状に対応する体の病変が実際にしばしばあります。
たとえば,腹痛を訴えている人に検査を行ってみると、胃,十二指腸潰瘍が発見されるといったことが多いのです。この為、内科や外科などが扱う病気との区別がむずかしい場合が少なくありません。

心身症が原因と思われる病名
心理的なことが原因でおこってくる体の病気はいろいろあります(下記表参照)。ただし,表に示した病気がすべて 心身症としておこるということではありません。
問診やいろいろな検査の結果、発病の原因に心理的なことが大きく関与していることが認められた場合に限って心身症というのであって、表に示した病気でも,心理的なこととは無関係な原因でおこった場合には心身症とはいいません。
したがって、心身症としておこった場合には、体の病気に対する治療と同時に,精神的な治療も必要になってきます。体の病気に対する治療だけ行って、その場は治ったとしても、心の問題が解決しない限りまた再発する危険をはらんでいます。

おこる領域 主だった病名及び症状
循環器系 本熊性高血圧,狭心症,頻脈,不整脈などの症状
呼吸器系 気管支喘息、神経性呼吸困難,喉頭けいれん、しゃっくり
消化器系 胃.十二指腸潰瘍,慢性胃炎、胃下垂、胃アトニー,海洋性大腸炎
内分泌系 糖尿病,肥満症、甲状腺機能亢進症などの疾患
神経系 神経痛、筋緊張性頭痛などの疾患、めまい、失神発作など
泌尿器科系 月経困難症,月経前緊張症,インポテンツ、過敏性膀胱など
筋.骨格系 慢性関節リウマチ,脊髄過敏症,関節痛,腰痛、背痛など
皮膚系 皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、円形脱毛症、多汗症、湿疹など
耳鼻咽喉科領域 メニエール症候群,アレルギー性鼻炎、慢性副鼻こう炎など
眼科領域 緑内障、眼精疲労などの疾患、眼まぶたけいれんなど
小児科領域 小児喘息、起立性調節障害,夜尿症、周期性おうど症,頭痛、発熱,尿閉などの症状

原因
たとえば、ヒステリーは抑圧されたさまざまな心理的もつれ(葛藤)が他の症状に転じて(転換)知覚の麻痺や運動麻痺となって現れると考えられていますが,心身症でもこれと同様に,心のなかに抑圧を受けたものが,自律神経系の各臓器に現れるのだと考えるのです。
その現れかたも,それぞれの個人のもつシンボルの表現の形をとるので、どの臓器にどのような症状が現れるかについても重要な意味があるということになります。
しかし,同じ分析的な考え方にも、心身症については症状の現れる場所にシンボルとしての意味はないという考え方や、その人に とってもっとも弱点である臓器に症状が現れるのだという考え方もあります。

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