アルコール性肝障害 参照/自然の有機ゲルマニウム
◆脂肪肝から肝硬変へと進む
エチルアルコールを含有する飲料を慢性的に過飲する事によっておこる肝臓の病気で、初期の脂肪肝から、進行した状態のアルコール性肝炎、もっとも進行した状態のアルコール性肝硬変の三種類に大きく分けられます。
アルコール性肝脂肪
肝細胞内に,中性脂肪が異常に蓄積し、一つ一つの細胞が腫大して、肝臓全体が腫れて大きくなった状態です。日本酒にして五^六合を一週間飲み続けてもおこります。
アルコール性肝炎
肝細胞が破壊され、その周囲に白血球が集合していわゆる炎症をおこしている状態で、飲酒常習者が,日本酒にして七合以上の大量を連日して飲むとおこります。病気としてはかなり重傷で、アルコール依存症の状態に陥っています。
アルコール性肝硬変
日本酒にして五合以上を10^15年以上飲み続けたときに、高頻度におこってくる状態で、アルコール性肝障害の終末像といえます。 広範囲にわたって肝細胞が破壊され、それを修復するために、新しい肝細胞が再生されますが、一方で繊維性の組織も増えてくるために、再生されてくる肝細胞がつながらずに分断されます。その結果、肝細胞への血液の流れが悪くなり、様々な合併症をおこしてきます。 男性に比べると女性は、より少ない酒量と短い期間で肝硬変がおこってくることが知れられています。
◆症状
アルコール性脂肪肝の症状 初めのうちは、あまり症状を感じない人が多いのですが、全身倦怠感、上腹部の不快感、腹部の膨満感などがよくみられる症状です。診察すると、肝臓の腫大が高頻度にみられます。 また、手のひらが赤くなる,上胸部や上腕から肩にかけての毛細血管が拡張し、クモが手足を広げたようなかたちの赤い斑点できるクモ状血管種といった症状が出ることもあります。脂肪肝の程度がひどくなると、黄疸が現れてくることもありますが、普通はおこりません。
アルコール性肝炎の症状 脂肪肝と同じ様な肝障害の症状だけではなく,上腹部の痛み,吐き気や嘔吐、下痢といった胃腸症状をともなってくることが多いものです。全身倦怠感がひどくなり,体重も減少してきます。 その他、発熱,著明な肝臓の腫大,黄疸、腹水、脾種などがおこります。ときに、興奮、ふるえ,失見当識,痙攣などの精神神経症状が現れてきます。この場合は肝性脳症によっておこった精神神経症状か,入院後の断酒によっておこった禁断症状かを区別する必用がでてきます。
アルコール性肝硬変の症状
腹水、黄疸、体重減少,肝腫大,くも状血管種,男性では女性化乳房などの原因でお小多肝硬変と同じ症状がみられますが,アルコール性肝硬変ではその頻度が高いとみられます。
◆アルコールと肝臓
飲んだアルコールの90%以上が肝臓だけで処理され、ほかの仕事を犠牲にしてもでも、まず第一にアルコールの分解を行っていて、飲んだら飲んだだけとことん働くことになります。肝臓が24時間で処理できる量は日本酒で、約一リットルということになり。つまり次の日仕事をするのが普通ですか,その半量以下が肝臓で適切に処理してくれる量ということになります。 一日の摂取カロリーの50%を,食事の変わりにお酒でとるとアルコール性肝硬変になり,30%以下なら安全という統計があります。肝硬変になるのは,一日五合以上を十年以上飲み続けた人に多く,アルコール性の肝炎や、脂肪肝になる人は、一日三合以上を五年間以上飲み続けた人に多くなっています。
一升以上飲んでも、平気な人もいますし、奈良漬け一切れ食べても顔が真っ赤になる人もいます。これは,アルコールが分解されるときに生じるアセトアルデヒドという物質と関係があり、お酒に強い人はこのアセトアルデヒドが体内に貯まりにくく,弱い人はいつまでも残り悪酔いして飲めないということになります。 このアセトアルデヒドは,酵素の働きで分解されるのですが,お酒に強い人は生まれつきこの酵素の量が多く、お酒に弱い人は少ないのです。この酵素の量の多い、少ないは遺伝的なもので、親がお酒に強ければ,子どもも強いということになります。
アルコールが入れば入るだけ肝臓は痛み,お酒を飲んで肝臓を悪くした人のほとんどは、お酒に強い人です。毎日であれば肝臓も疲れてきます。やはり休ませて上げるべきでしょう。 肝臓に脂肪がたまって肝臓全体が大きくなる、脂肪肝になっても,お酒を止めると一週間ほどで、元の大きさに戻ることがあります。このように肝臓の回復力は大きいのです。
肝臓を,三分の二切り取ってしまっても,残った三分の一の肝臓が再生して、数ヶ月で元の大きさに戻り、このような再生能力、復元力、生命力の強い臓器はほかにはありません。 細胞は蛋白質でできており,アセトアルデヒドを分解する酵素も蛋白質です。肝臓を守る為には、お酒を飲みながら蛋白質を多くとることも大切になります。
●すぐに治療が必要な症状
- 黄疸がある。白目が黄色く、尿の色が濃い
- 腹が膨らんできた。水が溜まっているようだ
- 足にむくみがある。
- 少しだが血を吐いた。
- 手を伸ばすとはっきりと震える。
- 昼間は眠れるのに夜は眠れない。
- 計算がうまくできなくなった。
- 時々便の色が黒くなる
- 体が抜けるようにだるい。
- お腹に触ると、肝臓のあたりが固く触れる。
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