神経痛 抹消神経の支配領域が痛む
■ハーブアドバイス
座骨神経痛
冷えると症状が悪化しますから、日頃から冷えには十分注意します。通常の医療ではペインクリニック(疼痛緩和)といって痛みを解消するために,手術を含めていろいろな方法があります。そのような療法を受ける前に、ハーブを利用した体に優しい方法をまず、試してみることをおすすめします。 痛みを感じたら、患部をタオルで数分ほど温湿布します。これは血管を拡げ血流を促すためです。次に処方のオイルを,患部とその周辺にやさしくすり込みます。併せてセントジョンズワートのハーブティを服用すると効果的です。
処方オイル:セントジュンズワート油10mlにラベンダーかレモンの精油3滴を加え,よくかき混ぜる
◆症候性と特発性の二種類がある
どんな病気痛みは,痛さ、冷たさ、熱さなどの温痛覚をつかさどっている末梢神経が刺激されておこります。神経痛は、痛みの代表格として知られ、なじみの深い病名ですが,痛めば全て神経痛というわけではありません。医学的に神経痛という場合は、次のような条件がそろっている場合です。
1.痛む部位が,一本の抹消神経の支配領域に一致しておこる。
2.鋭く、激しい痛みが突然起こり,持続時間は数秒から長くても数分と短いのが普通で,繰り返しておこる。
3.痛んでいないときでも、痛みを生じる抹消神経の走行部位を,指で押すと痛みが生じる。
4.痛みの無いときに痛みを生じる皮膚や、粘膜を指で押したりすると,痛みの発作が誘発される。
5.ある特定の姿勢をとったり、せき,くしゃみなどの急激な動作をしたときに、誘発される。 ほかに患者が中年以降に多いことも、神経痛と診断する参考となります。
◇症候性(続発性)神経痛
診察や検査で,末梢神経を刺激して痛みをおこさせている骨の変形、神経周囲の炎症、腫瘍、変成、外傷などの病変が証明されるものをいいます。 本人は自覚していないことが多いのですが、綿密に神経学的な検査を行うと,震えなどの運動障害筋肉の萎縮などの他,しびれ、つっぱり、こわばり、などの知覚障害や反射の障害が証明されることが多いものです。
◇特発性
綿密な診察や検査でも痛みをおこさせる病変が不明なものをいいます。
◆座骨神経痛
座骨神経痛は、最大最長の、末梢神経で,下部は腓骨神経と頸骨神経に分かれ、大腿後面から足部にかけての広い範囲の知覚をつかさどってえいるために,この神経が刺激されると、片側の臀部、大腿の後面,ふくらはぎが痛み、かかとやくるぶしの方まで痛みが響くこともあります。
◇症状
安静にしていても、多少痛みが続いていることが多く、せき、くしゃみなどで痛みが下方まで響き、からだを曲げたりすると痛みが強くなります。痛みのほかに、下肢のしびれ、知覚の鈍痲(にぶくなる)けん反射の異常、歩行障害などもみられることが少なくありません。 仰向けに寝て、まっすぐ伸ばした下肢を垂直に近くなるまで上げていくと、大腿の後面に激しい痛みがおこり、じゅうぶんに下肢を立てることができません。 また、痛みを軽くするために、痛まない方の下肢に体重をかけ、体を横に曲げた姿勢をとることも多いものです。
◇原因
症候性神経痛の代表で、大抵は、椎間板ヘルニア、脊椎腫瘍,腰部変形性脊椎症などで、神経が刺激、圧迫、浸潤されておこります。また、帯状疱疹,糖尿病、慢性アルコール中毒症などが原因になることもあります。
◇治療
安静保護療法 痛みがおこったら、無理をせずに休養をとるようにします。痛みはじめたら、最も痛みが少なくなる姿勢で安静を保つことが必要です。痛む部位を冷やさないようにし,たばこや刺激の強い飲食物の摂取を避け,ビタミン類の豊富な食物をとるように心がけます。便秘が痛みを増強させることもありますから、便通を整えることも大切です。痛まなくなったら軽い運動をするようにしましょう。
薬物療法 沈痛解熱剤,非ステロイド性抗炎症剤,筋弛緩剤、抗けいれん剤、ビタミン剤、血管拡張剤等
理学療法 整形外科で行われる治療法で、痛みをおこす原因のある部位に負担をかけないようにする牽引療法、痛む部位を固定して安静を保つコルセット、頸椎カラーの装着,入浴、赤外線照射などいろいろな方法で痛む部位を温める温熱療法などがあります。
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