肝臓の機能障害
■ハーブアドバイス
肝炎,肝臓の機能低下 ストレス社会にあって最もダメージを受けやすい臓器が肝臓です。肝臓は解毒や代謝といった生体にとって重要な役割を果たしています。しかし、ある限界を超えると一気に症状が悪化して大事に至ります。日頃から食生活を改善したり適度な休養でケアすることが大切です。食事のなかでは,動物性脂肪を控えるようにし、水分やビタミン、ミネラルを十分に摂ることがたいせつです。肝臓の細胞を痛めるアルコール、タバコも控え、医薬品の乱用も肝臓に負担をかけます。 メディカルハーブでは,ミルクシスル、ダンディライオン,アーティチョークを服用します。特に機能低下が気になるときは,補助食品として,ビタミンAやレシチンを摂ります。
◆肝臓の病気とウイルス性肝炎
◇肝臓の働き
肝臓は、体内にある実質臓器のなかで脳と並んで一番重い臓器で,体重の約五十分の一を占めています。この肝臓は、栄養素などの貯蔵倉庫、生産工場,集配センター,処理場といった都市を管理する中枢部のような複雑な働きをしています。
代謝機能 体は食物から吸収した栄養素をそのままのかたちでは利用できません。膵液や胆汁の助けを借りて、栄養素を分子レベルまで分解し、体が利用できるかたちにくみ立て直して初めてエネルギー源や体を形づくる構成要素として利用できるのです。この栄養素の合成を主に行っているのが肝臓で、これを肝臓の代謝機能といいます。
排泄機能 肝臓は胆汁をつくり、胆管から胆嚢へと送り込んでいきます。
解毒機能 体内に入ってきた毒物、薬剤などは、肝臓で水に溶けやすいかたちに変えられて、尿や胆汁中に排泄されます。
肝臓と血管系
肝臓には門脈と肝動脈という二本の血管から血液が送られてきます。肝臓は、この血液中に含まれる成分を代謝したり、排泄したり、解毒したりしているわけです。肝臓で処理された血液は、肝動脈をへて下大静脈に入り、心臓へと送られます。
◇肝臓の主な病気
いちばん多い肝臓の病気は、肝炎ウイルスの感染でおこる、ウイルス肝炎で、これにはA型肝炎とB型肝炎、非A非B型肝炎の三種類があります。 アルコールは、体にとっては弱いながらも毒物の一つで、肝臓と水とアセトアルデヒドに分解されます。アルコールの飲み過ぎで肝臓の働きが低下するのをアルコール性肝障害、毒物で肝臓が障害されるものを中毒性肝障害といいます。 薬剤も肝臓で分解されますが,薬剤でも人によっては、肝臓に障害を起こすこともあり、これを薬剤性肝障害といいます。 肝炎が半年以上続くのが慢性肝炎、繊維がのびて結節状になった肝細胞を取り囲み、肝臓の構造がまったく変わってしまうのが肝硬変で、いろいろな肝臓病があるなかで重い病気です。肝硬変には汗ガンが発生しやすい型のものがあります。
◆肝不全と結晶交換法
肝臓の働きが極端に低下すると、肝臓で代謝.合成されて血液中に供給されるはずの物質が不足し、肝臓で排泄.解毒されるはずの有害物質が血液中にたまってきます。その結果、意識障害などの肝性昏睡、黄疸、腹水、出血傾向などの重い症状が現れてきます。
このような状態を肝不全といいます。 これは人工腎臓の場合と同様に血液をいったん体外へ導きだして血漿成分を,健康な人の血液成分と全部取り替えてしまう方法で、これで不足した物質が補えますし、有毒物質も取り除けることになります。 しかし、この治療には、多量な健康な人の血漿が必用で、その補給の問題もあり,いつまでも無理です。従って、この治療を行っているうちに肝臓の働きが回復してくると考えられる場合に限って行われるのが普通です。
◆病状の程度で治療が違う肝硬変
肝硬変といってもいろいろな状態があります。病状が安定していて、症状がほとんどない段階のもの、黄疸、腹水,むくみなどが現れている末期のもの,食道静脈瘤が破裂して救急治療が必要なものなどいろいろな段階があって、必ずしも治療は簡単ではありません。 また、肝硬変そのものを根本的に治すことは不可能で、症状を改善させる対処療法と,病気の進行を遅らせたり、阻止したりする治療が主体となります。 いずれにせよ,病状は1人一人異なり、治療内容も違ってきますから、医師の指示に従うことが大切です。たとえ、病状に変化がなくても、定期的な検査は絶対に必用です。
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