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手作り堆肥【元気な大地】
 問い合せ エコネット(有)
 .土壌の改良には一坪当たり8〜10kg使用
 .堆肥としては一坪当たり3〜4kg使用します。

有機と完熟堆肥 このHPの制作者は堆肥とは無縁の素人ですが有機野菜とは少なからず関係のある料理人でもあり,そこで「有機」について一緒に勉強していきましょう。(写真は完熟堆肥「元気な大地」10kg積)
■完熟堆肥の原料
○おが屑は生ゴミから出る水分を吸収させ汚水を防ぎます。それとともに有機物として,土の中の腐植を増やします。
(写真はおが屑とモミのブレンド)
○モミ殻は粗大有機物としてタンソ率の高いものがよく土壌改良に使われます。モミ殻は土中のチッソを奪い,肥えすぎを和らげてくれ,空気の流通と水はけをよくし,水分の保持にも役立ちます。

○それと業務用から分別,出された”グルメ”な生ゴミたちです。
堆肥の原料となる生ゴミは実に贅沢な素材が使われています。食堂などから出された食べ残しの肉や野菜そしてアラなどは言うに及ばず,ホテルからはオードブルや様々な料理の素材,スーパーからはエビやカニ,刺身など正味期限の切れた商品など,それはもう堆肥にとっては”豪華な品揃え”です。

(写真は発酵第一段階)

■出来上がった”グルメ”な完熟堆肥
前ページのように堆肥化の過程では,糸状菌(カビ),細菌、放線菌などが,主役が入れ替わる形で繁殖し有機物の分解が進みます。完熟堆肥になった段階では,これらのカビ,放線菌,細菌など他種類の微生物がひしめきあっている状態になっています。

(写真は発酵第二段階)
○完熟堆肥は,病原菌など有害な菌はいなくなっています。 一つは発酵熱で死にます。もう一つは放射菌や細菌などに食べられてしまいます

○完熟堆肥は土に入れてもチッソ飢餓によるチッソ不足を招く心配はありません。微生物のしがいが無機の養分になり微生物が急激に増えることもありませんので,土に入れるとすぐ肥効が表れます。

■根っ子の話土の中の微生物
根は土の中の養水分を吸収するだけでなく、逆に光合成産物など体内の成分を分泌しています。その分泌物は栄養に富み微細物の大好きなエサとなり,微生物が根の表面に集まってきます。

根の周りの微生物の数は、根から離れた土の微生物より何倍も多く、これらを「根圏微生物」と呼んでいます。色々な微生物の種類があるなかで,どのような根圏微生物がどのくらい住みつくかで,根の活力や作物の生育が違ってきます。

根の分泌物は炭水化物,アミノ酸,有機酸,酵素類などです。ほかにもカビや細菌、センチュウなどの生育を促進したりするさまざまな物質が含まれます。
根の分泌物の種類や量は,作物の種類や生育の段階で違ってきます。そして,分泌物が違えば,それをエサにしている根圏微生物の種類も量も違ってきます。 これらの微生物は1.養分吸収を助ける2.微生物の分泌物が根の活力を助ける3.有害な菌から根を守る,などとなり
菌根菌や他種類の根圏微生物が住みついた根は多用で有益なものが多い状態となり土壌病害は出にくいものとなります。

■連作障害と有機物
作物の根は,それぞれ特有の微生物相を根圏につくろうとする性格があり,ある作物をつくるとその根の分泌物を好む特定の微生物が根圏で増えます。次に同じ作物が植えられると一層力を得,繁殖するようになります。
連作を繰り返すたびに特定の微生物だけが根圏を支配し微生物相が単純になってきます。
こうした微生物の中には分泌物をエサにするだけでなく根の中にまで入り込み,根の細胞を殺してエサとする病原菌もいます。
土壌病原菌の繁殖力に比べ,有益な菌は余り強くありません。化学肥料をやりすぎた土とか水はけの悪い土では繁殖しにくく,農薬や除草剤の悪影響を受けやすいものが多いのです。
これらの事柄から,非根園の微生物相が豊富であれば、根圏の微生物も多用になり,根は健全に生育します。非根園の微生物相を豊かにする有機物施用のねらいのひとつもここにあります。

○収穫後の元肥施用
作付け前にはほんの少しの肥料を施すだけで,収穫した後に有機質肥料を施す肥料のやり方です。
収穫後には残った根をエサとして沢山の微生物やセンチュウが繁殖します。これらの種類は腐生性のものと寄生性のものとに分けられますが,土壌病原菌が一定以上に増殖し微生物のバランスが崩れたときに病害が発生します。
収穫直後は残根などの弱った根に土壌病原菌が集中的に増え,これらは土の中でしぶとく生き抜く性格が強く、そのままおいておくことは連作のように土壌病原菌の密度を次第に高めることになります。そこで収穫直後に有機物を施し,腐生性の微生物やセンチュウを増やして寄生菌の密度を減らします。

生育中に悪い寄生菌が増える→収穫後も生き残る→次の作を迎え繰り返す→連作障害

作と作との間に腐生菌が充分活する”腐生期間”をとってやることが必要となります。収穫間際の有機物施用は,生き残った寄生菌をふやすことにつながる可能性はありますが,収穫後なら寄生菌がふえても,それを食べる腐生菌がさらに増えるので安全だという訳です。  

参考文献/有機物を使いこなす(農文協編)

料理人としての追記
実際に有機栽培の作物を食べてみるとその違いは歴然としています。 有機堆肥にはチッソ,リン,カリ以外の微量要素も他種類含まれることから風味が加味され,昔の様な味わい深い作物となります。卵も試食させてもらいましたが,黄身がしっかりし濃い味わいとなっており,有機のエサを食べた鶏が元気に育っている証拠ではないでしょうか。

有機物は成分的に微量要素など含まれ複雑な構成になっています。その為,栄養分などは作物から体に優しく摂り入れられますが,一方人為的な合成品の肥料では成分も単純化され作物も味気なく,またさまざまな弊害をもたらし易い可能性も否定できません。

自然療法的な立場から問うても,自然界にないものを人工的に合成し使用しても,皮膚にアレルギーや吹出物さえ起こす原因になりかねません。
合成のものは天然のものよりかなり強く作用し,それに対し薬草のような自然界から取り入れた物は比較的ゆっくりと効き目を現し,バクテリアやウィルスを殺すだけではなくそれ以上の攻撃から身を守れるように体の免疫系を刺激し強化してくれます。
一方強い薬を摂るのは悪いバクテリアを死滅させるばかりか腸のなかに住む有益なバクテリアさえも殺してしまいます。
科学的に合成された即効力のあるものは,得てして害を及ぼし易いとも言えます。


【有機物】ゆうき‐ぶつ...... 元へ戻る
生物に由来する炭素原子を含む物質の総称。また、有機化合物の意。
【腐植】ふ-しょく
酸素の乏しい土壌中で、細菌などの作用で植物が不完全に分解すること。有機物が腐った粕となり,それが肥料をつかまえる力→保肥力となって働く。
【タンソ率】
タンソとチッソの含量比
【有機肥料】ゆうき‐ひりょう
有機質すなわち動物質および植物質の肥料。緑肥・堆肥・腐葉や動物の糞・死体など。〓無機肥料。
【堆肥】たい‐ひ
わら・ごみ・落葉・排泄物などを積み重ね、自然に発酵・腐熱させて作っ た肥料。つみごえ。「―を作る」
【無機肥料】むき‐ひりょう
無機質の肥料。鉱物質のチリ硝石・硫安・過燐酸石灰や骨灰・草木灰など。〓有機肥料

【腐生性】...... 元へ戻る
死んだ有機物をエサとするもので,堆肥を作る微生物や土の中にいるほとんどの微生物群。
【寄生性】
生きている根に食い込んで増殖するもので,これは菌根菌,根粒菌のように根に共生するものと,土壌病原菌のように根に害を与えるものとに分けることができる。


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