高血圧症 参照/自然の有機ゲルマニウム
◆高血圧の合併症
高血圧もその初期は、ほとんど無症状ですが、高血圧の程度やその継続期間、すすみ具合などによっては、様々な臓器の血管に,かなり重大な障害をおよぼします。高血圧の状態が長くなると徐々に血管障害が進行して,脳、心臓,腎臓などに高血圧による臓器障害と呼ばれる合併症をひきおこします。
◇脳に及ぼす影響
高血圧によって脳の血管に障害がおこると,頭痛、めまい,耳鳴り、手足のしびれ感などの症状が、一年以上にわたって続くことが少なくありません。しかし、この症状が軽いと本人も気づかずに見逃してしまいます。 また、これらの症状も,高血圧による脳障害に限らず,ほかの病気の症状としてもしばしば現れるので,やはり定期的あるいは継続的な血圧値の把握が大切です。
◇心臓に及ぼす影響
高血圧が長く続くと、心臓は無理を重ねるために拍動が乱れたり(不整脈)心肥大をおこしたりして,ついには心不全をおこすことがあります。また、腎臓へ酸素や栄養を送る専用の血管である冠状動脈に動脈硬化がおこり,狭心症から心筋梗塞をおこして生命が危険になることもあります。
◇腎臓に及ぼす影響
高血圧と腎障害は切っても切りはなせない関係にあります。高血圧が腎障害の原因ともなりますし,腎臓に異常があって、それが原因で高血圧になる場合もあります。 高血圧が長年続くと、腎臓の細動脈は高い圧の緊張のため血管が硬くなり内くうも狭くなって、血液の流入量が十分でなくなります。こうなると、腎臓の機能は低下して、萎縮腎から腎不全へ、更には尿毒症へと進行します。
◇眼底への影響
眼底の血管にも変化が現れ,眼底の動脈が細くなったり,眼底鏡の光に対する動脈の反射が強くなったりします。障害が強まると、眼底の動脈が破れて出血します。
高血圧の種類
高血圧には体のどこかに、原因となる病気が有り,その病気の一症状として高血圧が現れるものと,これといった原因もないのに、血圧だけが高くなる高血圧とがあります。この原因不明の高血圧を「本体性高血圧」と呼びますが、高血圧大部分を占めています。
◆本体性高血圧とその成因
遺伝的な体質が問題 心臓、脳、腎臓,内分泌器官などを検査しても体のどこにも病気はなく、これといった原因もないのに,ただ血圧だけが高いのが本体性血圧で,全体の90^95%を占めています。大体の大きな原因は遺伝的に高血圧になりやすい体質をもっているということです。約30%という報告もあるほどです。 そして,本体性高血圧のほとんどは,各臓器に分布している細動脈など,末梢血管の抵抗が高くなっています。この末梢血管の抵抗に加齢,食塩の過剰摂取あるいは寒冷や精神的なストレスといった環境因子が加わって、高血圧の程度を悪化させているわけです。
◇遺伝体質
あらゆる病気がそうであるように、親から受け継いだ体質が大きく影響します。両親とも高血圧である場合,その子どもの60%,五人に三人が高血圧になる確率です。どちらか一方の親が高血圧ですと子どものうち30%,三人に1人は高血圧になるという報告もあります。 また、親が40歳代で高血圧になったとすると,子どもも40歳前後で発症するという傾向もみられます。 といっても高血圧そのものが遺伝するわけではなく,高血圧になりやすい体質が遺伝するわけです。従ってこの体質があっても,食塩の過剰摂取,ストレスや肥満,寒冷などの環境因子を避けるように心がければ、高血圧にならないこともあります。
◇加齢
年齢とともに血管の弾力性は失われ,動脈は硬くなってきます。この動脈の硬化が進展するにしたがって動脈の内くうが狭くなり,血液が通りにくくなってきます,その血管に無理にでも血液を送り込もうと心臓の収縮力が高まり血圧は上昇します。このように歳をとるにつれて血圧の高くなる人は多くなります。このような人たちは遺伝的な体質をもった人で環境因子の影響を受けたために動脈硬化が進み,ある年齢に達して血圧が高くなってきたのだという考え方です。
◇食塩
高血圧になりやすい体質の人はどちらかというとナトリウムや水分の排出が悪いために、循環する血液量が増加して,動脈壁にかかる血圧が高くなります。 また、塩分を過剰に摂取するとナトリウムが血管壁に浸透して末梢交感神経を刺激し,昇圧物質の分泌を高めます,このため末梢の血管は収縮して血圧が高くなります。 更に食塩は、細動脈の硬化を進行させ,その結果脳の血管の内くうは狭くなり、十分に流れなくなったり、血液の固まり(血栓)が詰まったりして脳卒中をおこしやすい状態をつくります。
◇寒冷
体は外の空気に触れると,体温の発散を防ぐために,体の表面の血管が収縮します。収縮して血管の抵抗性が強くなると,血圧は上昇します。
◇肥満
肥満者に本態性高血圧が多いのは事実です。肥満した体のすみずみまで血液を送りこまななければならないため,循環血液量は増え心臓のポンプ作用は高まり、末梢の血管抵抗が大きくなるので、とくに最低血圧が上昇します。また、肥満がストレスとなって、血圧に影響を及ぼすホルモンや血圧を上昇させる物質のバランスが崩れるために血圧は上がります。 肥満した人は,どうしても食事料が増え,その質も脂肪、糖質、塩分が多くなり,血液中にコレステロールうあ中性脂肪が増えて、動脈硬化を進行させます。 肥満した人は、高血圧はもとより脳卒中,心臓病,糖尿病などになりやすいのですが,減量につとめることによって,血圧は正常に戻すことができます。
◇ストレス
精神的なストレスと高血圧との間には密接な関係があります。体にストレスが加わわると,脳下垂体から副腎刺激ホルモンが分泌されます。このホルモンが副腎に働き、その刺激によって副腎からアドレナリンが,神経末端からノルアドレナリンが分泌されます。ノルアドレナリンは末梢の神経を収縮させ,血圧を上昇させる作用があり、一方アドレナリンは、心臓の拍動数をふやして,血圧を上昇させます。 たとえば入院するだけででも,安心して,血圧が正常化する例も多く見られ、ストレスを取り除くことが、最も適切な治療法となるケースも少なくありません。
◇喫煙
たばこに含まれるニコチンは交感神経を興奮させます。その結果血管を収縮させたり,心臓の拍動を早くしたりして,血圧を上げてしまうのです。 コレステロールには,動脈硬化を発生、悪化させる悪玉コレステロールと,組織の余分なコレステロールを除去する働きをもつ善玉コレステロールとがあります 喫煙量が増えると,善玉コレステロール値が低くなります。そのため、悪玉コレステロールが増えて血管壁に沈着して、血圧を高めると同時に動脈硬化の進行を早めます。
◆高血圧と合併症
◇動脈硬化から臓器障害へと
高血圧の状態を長期間そのままに放置しておくと脳、心臓、腎臓などの重要臓器にに生命に関わるような病気を引き起こしてくることがあります。 たとえば日本人の死亡原因の上位を占める狭心症や心筋梗塞などの心臓の病気,脳卒中,ときには腎不全や尿毒症などの腎臓病をおこします。 これらの病気は、いずれも動脈硬化と深い関係があります。高血圧が長い間続いていると,血管は血液に対抗し,動脈は血圧を維持するために,絶えず緊張していなければなりません。このため、血管の弾力は失われ、血管は次第に硬くなってきます。
抗圧剤の副作用
抗圧剤には多かれ少なかれ副作用があります。この副作用には、抗圧剤によって血圧が下がったことで発現してくる副作用と,薬剤それ自身がもっている固有の副作用がとがあります。 これらの副作用は、血液、尿、X線検査、眼底検査,心電図などによって発見されますが,次のような自覚症状が現れたときには医師に相談します。
- 立ちくらみ,めまい、耳鳴り。特に高齢医者では,起立したときに血圧が急に下がる起立性低血圧などの副作用をおこすことがあります。また脳の循環障害をおこして,脳卒中の発作をみることもあります。
- 体が疲れやすく全身がだるい、何となく元気がなく、寝起きが悪いなどの症状は利尿抗圧剤を使用したときにみられる副作用です。
- 鼻がつまる。
- 口の中が渇く。この副作用は利尿抗圧剤やβ遮断剤によって利尿がつきすぎたり,糖尿病が悪化したために発症します。
- 顔面が紅潮したり、とくに日光に当たる部分に現れる光線過敏症,アレルギー性の皮膚発しんなどはサイアザイド系の利尿抗圧剤を服用中に現れる副作用です。
- 便秘、下痢、悪心,嘔吐などの消化器症状が現れることがあります
- 総コレステロール値が上がったりHDLコレステロール値が下がったり,肝機能や腎機能の悪化がみられることもあります。
- その他、貧血、皮下出血,動悸などの副作用が現れることがあります
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