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無農薬りんごは有機(栽培)りんご? 「有機はオーガニックの名称」 |
とある注文主より「有機栽培のりんご」を何軒か知っているが、貴店のりんごは有機かと問い合
わせがあり、それは何かの間違いではないのかと詳しく説明すると怒られた経緯があります。
木村秋則さんの”無農薬りんご”正確には「無化学無肥料りんご」国内唯一と云われ有名ですが、
「有機りんご」は”国内にはない筈”ではと思います。
(木村秋則さんのりんごは 無肥料栽培といわれ、有機肥料なども一切使用しない自然的農法、無肥料栽培野菜などありリンゴでは唯一)
それは「有機」と名乗ることが出来るのはJAS認定された場合に限られているからです。
無化学栽培の「無農薬りんご」だから当然「有機りんご」と誤認されてはいませんか
また、有機○○使用などJAS表示のないページを「有機」と思い違いしてはいないでしょうか
「有機」は商標としてJAS法で決められ、厳しい審査に合格した商品に限り認められています。
(2000年1月に農林水産省は「有機農産物の日本農林規格」を発表)
勿論「有機栽培」など認定なくして使用できません。有機○○や○○有機に該当する名称など。
例えば有機りんご、有機野菜、有機農業、有機農産物、などと販売目的で勝手に使用するのは法律に
より不可とされ認められていません。
「有機農業」や「有機」に準じる、無農薬○○や無化学○○などの
※目的規定は
化学物質の利用をやめ、旧来のような天然の有機物による肥料などを用いるなど、
自然のしくみに逆らわない農業を目ざす方法として提唱されたのが「有機(栽培)農業」である。
・無農薬や無化学の農業が「有機(栽培)農業」と唱っています。
この場合普通の解釈では「無化学、無農薬」は「有機」に当たり、一般的には極自然に「有機」と
思われている場合が多いようです。
しかし、たとえ「無化学、無農薬りんご」でも認定がされていなければ「有機りんご」に該当しません。
JAS法規定で、「有機」を取得するのに難しいのが次に掲げる
第4条有機農産物の生産の方法についての基準は、次のとおりとする。
事項基準
ほ場又は採取場1 ほ場については、周辺から使用禁止資材が飛来し、又は流入しないよ
うに必要な措置を講じているものであり、かつ云々
近隣からの農薬散布やその他汚水等の飛散や流入を防ぐ条件を満たさないと「有機」認定は不可、
かりに無農薬栽培や無化学栽培で作物を作ったとしても、近隣で農薬散布を行っていた場合、上空や
地下から影響を受け土壌や自然環境など栽培する該当条件が違ってきます。従ってこれらを始めとす
る多項目の調査なども受けずに「有機」である訳がありません。当然JAS法に触れます。
つまり、安全認定と云われるオーガニック「無農薬有機」を行うには人里離れた場所もしくは
隔離などの設備や相応の環境下でなければ「JAS有機」の認可は有り得ず、コスト的にも難しい
のが実情です。
JAS法規定(有機農産物の名称の表示)
第5条有機農産物の名称の表示は、次の例のいずれかによることとする。
「有機農産物」A
「有機栽培農産物」B
「有機農産物○○」又は「○○(有機農産物」C )
「有機栽培農産物○○」又は「○○(有機栽培農産物」D )
「有機栽培○○」又は「○○(有機栽培」E )
「有機○○」又は「○○(有機」F )
「オーガニック○○」又は「○○(オーガニック」G )
(注「○○」には、当該農産物の一般的な名称を記載すること。
実は「有機栽培」の名称自体まぎらわしく、有機物堆肥などの肥料を使っている場合、ついつい
有機○○と付けているケースも多々あるようですが、JAS表示がない限り有機ではありません。
有機物の肥料にも
・個別の油粕、魚粕、馬糞、牛糞、鶏糞 、糠、稲わら、骨粉、 肉骨粉 などなど
・残査が発酵した堆肥としてボカシ肥とか、完熟堆肥、自然の腐葉土、自家製堆肥などと色々あり
これらをまとめて有機肥料と呼び、有機肥料の使用を「有機肥料栽培」とか「有機堆肥栽培」など
と是か非かの問題はありますが使われ方もあります。また無化学無農薬は有機の代名詞ではとも捉
えられ、それぞれ疑問の余地は残ります。ともあれ「有機」とは何かに紛らわしい名称です。
無化学農産物「有機栽培」を欧米では「オーガニック」と云い各国統一すると消費者も判別しやすく
「無農薬りんご」の名称で、有機と誤解を受けるような名称としたのか甚だ疑問です。
農林水産省 消費・安全局 表示・規格課
○有機JAS認証制度
有機JAS認証制度とは、農林水産大臣に登録した第三者機関(登録認定機関)が、有機農産物等の
生産行程管理者(農家や農業生産法人等)や製造業者を認定し、認定を受けた者が、有機農産物や有機
加工食品について、有機JAS規格に適合しているかどうかを格付けし、その結果、適合していると
判断されたものに有機JASマークを付し、「有機」の表示ができる制度。
※備考
○有機における問題点
有害化学物質の蔓延、ゴミ処理問題、また開発などによる環境悪化のなかで食物連鎖は崩れ、有機農法
は極々限られた山間部などでなければ行えなくなってきています。
観光誘致に森林を伐採したり、地域振興対策として田んぼや果樹園のど真ん中に複数の幹線道路を通す
などアクセスは便利にはなりますが、環境は悪化の一途をたどり自然の生態系を破壊し続けています。
そのなか、農家は過去の反省に立ち、減農薬化を推し進め努力をしています。
しかし、自然をかえりみない道路行政など開発は推し進められ減農薬化の取り組みにも影響を与ています。
有機は勿論、無農薬りんご及び減農薬化も自然環境が守られ達成できます。
自然環境と農業は共存共栄の関係にあり、豊かな山には森や川がありそして多様な生物が住み大地を形成
し、いずれかが欠けても共存共栄は成り立たなくなります。
都会では豊かな生活を願い便利さを追求し、片や田舎では酸性雨に始まる自然環境破壊が進行し続けます。
一方では無農薬化を歓迎し、一方では環境問題や異常気象などで減農薬化にさえ苦慮しています。
有機や無農薬りんご、そして減農薬化も地球環境全体の問題提起かも知れません。
「無農薬りんご」でも有機JAS認証を受けないと「有機りんご」にはならない
・関連リンク フリーラジカル(危険分子)とりんごポリフェノール
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